Mjunpaの日記

京都の高校の数学教員です。何気ない高校生との会話に心が救われる今日この頃を綴っていきます。趣味の統計学も少しずつ放出していきますよ。

授業中に発言できますか?

 教員なりたての頃、先輩教員に「もっと発問して生徒が授業に参加するよう促すこと」と指導されましたが、今ではどうなんでしょうね~いつの頃からか授業で生徒に順々に発問する、なんてことはすっかりやらなくなりました。なんで発問を止めたのか考えてみると、自分も授業で当てられるのがとてもイヤでしたし、こっちに特別な意図はなくとも生徒が答えに窮して授業嫌いになるのも不本意、という辺りが理由なのかなあ…発問しないのが自分の授業スタイル!というほどの信念を持っている訳ではありませんが、生徒が気軽に参加できる授業実践の追求はこれからも大切にしたいですね。

 ここ数年、授業では教科書をプロジェクタで投影して、主に問題演習の解説を板書しています。教室によってはプロジェクタが見えにくい等、気を遣います。
 ある日、スクリーンに映った式を説明していると、自分の体が邪魔になって端っこの生徒がスクリーンを見られないことに気づきました。「見えません!」と言ってくれれば、ありがたいのですが、心優しいのか、どーでもいいやと思っているのか、授業中に発言してくれる生徒は限られます。授業中に声を上げるってやっぱ勇気いるのかなあ…もしや学校のクラス集団特有のピリピリした人間関係が気軽な発言を妨げているとしたら…あな恐ろしや😱