国公立大学の前期入試直前、3年生との会話。「調子はどう?」「まあぼちぼち…」「いよいよだね。できなかったことを悔やまずに、ここまで頑張った自分をほめてあげてね」「…(;_;)…」「上向いて行こうよ、あとちょっとだよ」精神的に限界に近いのか、とっても不安定です。でもこの生徒はきっと第一志望に合格すると経験上感じます。頑張れよ~🔥
同僚教員に教えてもらって授業でウケた?話題を一つ。正方形のパンを半分に切ってハムをはさんでサンドウイッチを作る。次のどちらがお客様からクレームが来ないだろうか?
①パンの山から1枚を選んで、半分に切ってハムをはさむ。これを繰り返す。
②前もって全てのパンを半分に切っておき、混ざった中から2枚選んでハムをはさむ。
ただし、パンの厚みにはばらつきがあり、分散σ^2とする。ハムの厚みのばらつきは考えないものとする。🤔
まず直感でこっちかなと思う方に手を上げてねと尋ねたところ、意外にも両方とも結構手が上がって驚きました。😲
①のパンの厚みをXとすると、分散はV(2X)=2^2σ^2=4σ^2です。
②の2枚のパンの厚みをそれぞれX、Yとすると分散はV(X+Y)=V(X)+V(Y)=2σ^2です。
つまり①の方がばらつきが大きくなるためクレームが来やすいと考えられます。
②ではXとYが独立なので、分散の加法性が成り立つことを考えさせるいい問題だと思います。
分厚いパンを半分に切ったら2枚とも分厚いだろうし、薄いパンを切ったら2枚とも薄くなるから、①ではクレームが来そうだ!と考えて間違えないだろうと予想していました。
生徒に選んだ理由を聞くと、「ただ何となく…」「同じパンで挟まないとまずそうだ」などクレームの原因がばらつきにあるという当方の設定からズレていた様子でした。
普段身の回りにばらつきの大きな物を見かけないため、ばらつきを意識しないことが原因なのかな?裏を返せば、品質管理の行き届いた商品に恵まれた生活をしているということなのですかね。😀