高校でも令和4年度入学生から本格的に統計教育が始まりました。数学科は言うまでもなく、情報科ではデータ分析のためのプログラミング実習を、国語科では様々なデータのグラフから読み取ったことを文章化したり…と試行錯誤が続いています。
最近2年生の数学Bの授業で推測統計を取り扱いました。データサイエンスという言葉が広がる中、生徒たちも関心は高いはずと、たかをくくっていましたが、確率計算が苦手な上、数列や微積分の知識も登場することもあり、思った以上にきつかったというのが感想です。
そもそも数学教員自身が不慣れな分野ということもあり、某出版社の薄いワークブックを使いました。これが失敗の始まりでした。一通りさっさと終わらせようという消極的な態度ではただの方法論の暗記になってしまい、本当に面白く大切な部分が抜けてしまいます。とはいえ、自分だけがじっくり時間をかけて授業することも許されず、計画段階から見直すべきと反省しています。
近日中に、生徒に授業アンケートをとって、次年度への参考にするつもりです。